屋形船で有事の際の対策

屋形船で有事の際の対策

屋形船で有事の際の対策 屋根の形をした建造物を乗せた船で川遊びをするのは、すこぶる贅沢な楽しみ方といっていいでしょう。屋形船と呼ばれていますが、歴史をさかのぼると、平安時代から貴族も舟遊びとして行なわれていたようです。さて、この屋形船で遊んでいて、万が一の事態がおこったときにはどう対処すればいいのでしょうか。

せっかくの楽しい場が危険極まりない修羅場と化してしまう恐れがあります。地震などが発生して津波警報が出たときは、船に積載してある業務用無線ですべての船に情報伝達をし、現在の状況を説明いたします。津波警報が発令された場合は、船は最寄りの避難桟橋へと退避します。この間、船内では客に救命胴衣を着用させ、下船の仕方を説明するのです。避難桟橋に着いたら下船して、船の責任者が安全な場所に案内することとなっています。

有事の際でも、決してあわてることなく、安全に避難誘導するトレーニングを平素から行っていますので、船の責任者を信頼することが大事です。

屋形船からの避難

屋形船からの避難 水面近くからの眺めの良さから、近頃は春のお花見や夏の花火、夜景や夜の工場見学、友人、知人や同僚との宴会のために屋形船を利用する人が増えました。利用者が増加するのに伴い海や川を行く屋形船も増えます。乗船中に事故や災害が起こったら、どのように避難すればよいのでしょう。国土交通省では事故や災害を想定して、平成30年2月から船室のような閉じられた部屋にいるとき以外は、例外なくライフジャケットを着用するように義務化しました。船内で火事が起きて、船が桟橋までたどり着けない場合は水の中に飛び込むケースもあるため、ライフジャケットは必ず着用しておきます。

また、地震による津波の警報が出た場合は、多くの屋形船が緊急時の避難桟橋を確保しているので、その桟橋に船を横付けして高台まで誘導してくれます。ほとんどの事業者は日頃から事故や災害などの緊急時に備えて訓練や実地確認を行っているので、事故や災害が起こった時は船の責任者の指示に従うことが大事です。